人間性

マティアス&マキシムの人間性のレビュー・感想・評価

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)
3.9
グザヴィエ・ドランが役者やってる映画が好きなんですよ。
まあドラン映画でぶっちぎりに好きな映画はドランが出てない「わたしはロランス」なんですけど。

役者ドランは本当に得難い存在だと思います。一挙手一投足が尊い。

監督としてのドランは「ロランス」のイメージか、ゴリゴリの映像派、感覚派って思われがちなんですけど、実はこの人、ストーリーを語りたい人なんですよね。だから戯曲の映画化をたくさんしてる。

本作は自身初のハリウッド映画の反動か、完全に感覚先行で撮っていて、だからこそとても気持ちのいい、のびのびと撮っている印象があって、すごく好感の持てる、あたたかくてやさしい映画。
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