昔 TVで鑑賞
富国強兵、殖産興業と明治時代に政府が掲げた政策で、当時は重要な輸出産業であった生糸生産のために製糸工場へ10代前半の女子が親元を離れて奉公に出ていた。
当時、特に長野にある岡谷や諏訪の工場では、冬の雪の中、徒歩で峠を越えていくのは命がけでもあった。さらに工場では、低賃金、ろくな食事も与えられない劣悪な環境で過酷な労働を強いられた。
また、親元に一度も帰省できずに亡くなっていった女性たちも多くいたと聞く。
倉敷のアイビースクエアも紡績工場跡で今はホテルになっているが、昔は女工さんが多く働いていたようだが、簡単に逃げ出せないようになっていたらしい。
この映画を見るにあたって、今の労働環境がどれだけ恵まれているか、労働者が守られているかがよくわかる。
