リュック・ベッソン続きの近頃、意地なのかはたまた何なのか勢いのまままた手を伸ばしてみる。
このテイストのジャンル、彼のお得意のフィールドの1つである事は間違いない。
あっさりとした中にきちんとコクも感じられる、まるでラーメンの食リポのそれのような作品。
ヒロインのサッシャ・ルス、彼女はシャネル、ディオール、ヴァレンチノなどのハイブランドのモデルを務めたロシア出身のスーパーモデルらしい。
フィフス・エレメントのミラ・ジョヴォヴィッチ然りリュック・ベッソンはデルモ(古)をキャスティングするのがお好きな模様。
もういっそのことパリコレを映画化してしまってはどうだろうか?
そんなサッシャ・ルス、正直ファーストインプレッションは微妙だったが、ストーリーが進むにつれ魅力増し増し全増し状態。
リベリオンを彷彿とさせる・・・までは若干言い過ぎだが、ガンカタの様な肉弾戦は撮り方も相まって生々しくてよき。
時間軸を行ったり来たりする構成も決してよくあるそれだけではないので重厚かつスマートで猜疑心と共に気持ちよく楽しめる。
キリアン・マーフィ以外ほとんど存じ上げない自分にまだまだだと感じさせてくれた作品でもあった。
★★★☆☆ 星3つ