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ラビッド・ドッグスのたむたむのレビュー・感想・評価

ラビッド・ドッグス(1974年製作の映画)
3.3
イタリアン・ホラーの父、マリオ・バーヴァ監督による異色クライムバイオレンス。

女性を人質に取った強盗団が、とある男の車をジャックし、口論を繰り広げながらの逃避行を描く。

ドンデン返しで有名な本作ですが、残念ながら何となく読めてしまいました…(最近こんなんばっか)もしかしたら、そんじょそこらのオチじゃ驚けない体質になってしまったのかも;

なので個人的には少し冗長だったのですが、演出やカメラワーク、ミスリードを誘うギミックなど、趣向の凝らされたポイントが幾つもあり、バーヴァ監督の技を存分に味わえる作品である事は確実。虚無的なラストの締め方よき♡

冒頭と終盤の数分でドンパチがある以外、ほぼ強盗犯たちと人質たちの車中での会話劇から成る怪作。やたらと顔や口元のアップが多用されており、閉塞感と不快感をもたらします。

胸糞ともいえるラストを見届けたあと別視点で見返すと、また違った面白さがあるかも。。

「もう耐えられない!あなたたち変態よ!」
いゃホントそう。。うるさいょマジあんたらw
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