※ネタバレっぽいの含みます
モリーには夢があった。あらゆる果物・野菜とたくさんの動物が共存しているまるで絵本の世界のような農場を営みたいと…。
そんな夢とは裏腹に、都会で暮らし仕事に勤しんでいたジョンとモリー夫妻は、とあるきっかけで殺処分寸前の黒犬トッドとたまたま出会ったことで運命の歯車が動き出す。
どんなに周りにバカにされても、信頼していた大切な仲間が亡くなっても、突然の自然災害に見舞われても、ぐっと耐え続けて、冷静に考えて、信じてきた彼らの行動力と信念が未来を良い方向に変えていった。
もちろん誰しもが彼らの真似をしてもうまくいくとは限らない。
けれども、自然のもたらす〈死から生への循環を生み出す〉営みを理解した上で、我々がどう手を加えるかは慎重に判断していくべきではないか。
最初から最後まで飽きさせない構成、自然の美しさを堪能できる映像、多幸感と感動を同時に与えてくれる素晴らしさがこのドキュメンタリー作品にはあります。
犬から息子へバトンタッチされたあたらしい世界。循環するこの地球上であなたは何を選択する?