ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方の作品情報・感想・評価

上映館(18館)

ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方2018年製作の映画)

The Biggest Little Farm

上映日:2020年03月14日

製作国:

上映時間:91分

あらすじ

「ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方」に投稿された感想・評価

くろみ

くろみの感想・評価

4.0
犬のトッドの為にいっそ引越しちゃう?から始まるファーム作り、素晴らしかった!

出来るだけ、ではなく全く農薬や殺虫剤を使わない、除草をしない正に自然のままの農業に挑戦する二人。そこには様々な困難が待ち受けてるんだけど、二人は笑顔で乗り越えていく。

微生物が土を作り、草木が育ち、動物達がそれを食べて糞をする。その糞を微生物が分解して。サイクルが回り始めると上手く行くんだけど、中々上手く回らない。
大量にカタツムリが発生したり、たくさんの油虫に葉を喰われたり。
いつもコヨーテにやられる鶏。でもコヨーテを殺す事で解決はしないし、それはやりたくない。人間のエゴは排除して生態系の自然のままの農業をやるのが目的だから。
せっかく育った作物を食べてしまう穴ネズミ。コレも駆除すれば手っ取り早いのだがやりたくない。穴ネズミの巣穴は地中に這い回っていて大量の雨を逃すのに役だっている。
じゃあさコヨーテに穴ネズミを食べて貰えば!鶏は襲わなくなるし、穴ネズミは減るし!👏👏👏

てな食物連鎖が彼らの農業を助けて、ひとつひとつ問題が解決されていく。

干上がっていた溜池を元に戻し、水を蓄える事で雨不足を乗り切る。それだけじゃない。鳥が、虫が戻ってくる。(魚は放流してた)そして新たな生態系を形成してく。

自然界において無駄なものはひとつも無い。困っている事があると自然が助けてくれる。大量の油虫にはてんとう虫が。カタツムリにはカモが。人間はそれのお手伝いをするだけなのだ。そしてその分の恵みをいただくだけなのだ。

「自然界に無駄なものはない」なら人間界はどうだろう?

やはり無駄な人間などいないのでは?
どんなに嫌な奴でも、悪い奴でも誰かに影響を与えている。勿論、優しい人に助けられたり、他人の喜びを享受する事もある。

アタイは常々「回り道と思ってもひとつも無駄はない。必ず今に生かされてる」と思って生きているのだが。

人間もそうじゃない?人との出会いも何か意味があるんじゃない?とちょっと考えたよ。
RAOHAN

RAOHANの感想・評価

3.0
今までこういったドキュメンタリー映画は観てきませんでしたが、これはいい映画

映像の綺麗さ、自然の偉大さ、完璧さを認識させられます。

こういった暮らしは自分では出来ないけれど、憧れてしまう。
すごい量の取材映像なんだろう。
よく撮れてるなと思う場面が多かった。

本当の循環、自然を考えさせられた。

大変な苦難を乗り越えてゆく
二人の笑顔がたのもしい。
多種の動植物で複合型の農場を作るドキュメンタリー。

次々に襲ってくる困難を乗り越えて成長するというまるで王道的なドラマ展開が自然の仕組みで行われていて驚く。
映像だけでも観る価値有り。
並行線

並行線の感想・評価

4.3
偉大なる無駄のないサイクル


人間がコントロールは出来ない
バランスが崩れてもいつのまにか整っていく
豊かな土は全てを育む

素晴らしき刹那を捉えたドキュメンタリー
美しいだけではないところが◎

コヨーテもカタツムリもハリネズミも何かのサイクルの中にハマり、役に立つ

人間だけか、無駄ばかりなのは。
磨

磨の感想・評価

3.7
自分も勘違いしてたけどフィルマのあらすじだとわかりにくい‥。【大自然と共に“究極の農場”を作る、8年間の夫婦の奮闘を追った奇跡のドキュメンタリー】(パンフレットより)

殺処分寸前の犬を保護した事からスタートする、あるアメリカの夫婦の8年間の奮闘。最初は荒れ果てた200エーカーの土地を一から作る作業、農園が軌道に乗っても様々なトラブルが発生し厳しい現実を突きつけられながらも、夫婦が求める“理想の暮らしの作りかた”を追求していく姿は心から尊敬できます。間違いなく自分にはできないと思う。

犬、豚、羊、鳥、野生生物のコヨーテ、蛇やミミズ、カタツムリ、果ては微生物まで、生態系の神秘と大自然の敬意を感じる見応えのある作品でした。作中に「心地よい不調和」という言葉がありましたが、とても印象に残ります。
ね

ねの感想・評価

4.1
サークルオブライフ!!🦁
ライフというよりも規模で言えばアース🌎

牧場主を追うドキュメンタリーかと思えば、農場を1から作り上げるファームメイキングムービーだった!

舞台となるのは、カリフォルニア州ムアパーク。ロサンゼルスから北へ1時間ほど行ったところにあります。

主演兼監督を務めるジョン・チェスターが海外のドキュメンタリー番組スタッフ出身ということもあり、ただのホームビデオのような映像に海外ドキュメンタリーのような洒落たカットを加え、卓越した編集力でまとめあげる!かなりみやすいドキュメンタリーに仕上がっていた。
フィルマークスでの高評価も納得😆
そのため、ドキュメンタリー映画を普段見ない人にもオススメできる作品です。


0から農場作りを始め、数々の難題に直面していき様々な視点で解決していく要素が大半を占める。自分はこれまで農場系の勉強をしていなければ自然の知識があるわけでもなく、ファームという言葉からは程遠い「都会」で暮らす人間なので、見るもの全てが新しかった。
生物ドキュメンタリーは大好きなジャンルなのですが、人間が登場するだけでこれほどまでに新鮮な映像になるとは思いもしませんでしたよ〜

土地を整え、農地への灌漑作業から、鶏を増やしたり、果樹園を作ったり...様々な要素を組み合わせて小さい農場の中で、生物多様性という大きな仕組みの実現を目指す。
そう考えるとビッグリトルファームというタイトルが最高にカッコいい!!

生命に満ちた自己永続的な循環を生むためにはどうすればいいのか?


観察が生む創意工夫こそが最大の武器である。
tarou

tarouの感想・評価

4.5
2020劇場38(40) 計43

生態系の話。
全てのものに意味がある。
困難が立ち塞がれば一度観察してみる。そして新たなサイクルが生まれる。
自然は完璧。

ドキュメンタリー系はあまり見ないけどとても引き込まれた。
ほんとに自然って上手く出来てる。
生命の神秘を感じた。
どの動物も赤ちゃんは漏れなく可愛い。

2020/3/29伏見ミリオン座
【天地の間に我あり】

カリフォルニアの荒れ地にオーガニック農場を作っていくドキュメンタリー。

本当に良いものを食べたいという動機が、いつしか生態系が完全に再現された、偉大なる小さな農場へと結実していきます。

作品を通して、農場の自然のあれこれを疑似体験出来てしまった気になる、臨場感溢れるノンフィクションとなっています。

これは、そもそも農場を始めた夫婦が自分たちで残した記録を編集して作られているからなのでしょう。

農場も映像作品も素晴らしいとは、なんということでしょう。

特に感銘を受けたのは、「生態系の中において必要のない生物はいない」ということです。

全ての生き物には役割があり、それぞれが生きるために役割を全うするだけで生態系は維持され、自然は豊かになっていく。

なんとも偉大な機能ではありませんか。

となると人間の役割とは何なのか。私は人間は自然にとって有害な破壊者でしかないと思っていました。

しかし、それは違う。

人間にもまた、他の生物にはない素晴らしいものがあります。
それは優れた知能であり、その知能を利用して、我々は記録を残すことが出来ます。

故に人間は知識と経験の蓄積を持って自然界にアプローチすることができるのです。

具体的に言うと、作中でも述べられているように、人間は一度壊れた生態系を再生するとこ、そしてバランサーの役割を果たすことができるのです。  

そして、それをするに当たっての生きるための動機。
それはからだに良い美味しい食べ物です。

この作品を見たあと、私は天を見上げ、大地を踏みしめました。

天地の間にある我という存在。

自然の一部としての自分を感じました。

是非、あらゆる世代。とりわけ年少者に見て欲しい作品です。
Ryo

Ryoの感想・評価

4.0
動物番組のカメラマンが夫婦で郊外の荒地を1からオーガニック農場にする8年間のドキュメンタリー。これは頭が下がる。一難去ってまた一難。果実を鳥に食べられ、鶏をコヨーテに襲われ、植物には害虫が。観察する事により駆除ではなく共生する道を丹念に探る。すべてに役割がある。

人間は自然の前にしたら無力な存在であり自然の一部。コントロールするのではなく生態系の循環を試みる姿に感動した。
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