切なくてほろ苦い印象派絵画のようなぼんやりとしたノスタルジーな後味が残る名作。
まる子(少女)の動物愛、少し遠い場所に住んでいる(子どもにしては大冒険?)絵描きのお姉さんへの憧れ、夢想する幻想的な景色(カヒミカリィが主題歌を歌ってた時のオープニングにも通ずる)などなど幼少期に抱く純粋無垢な気持ちを思い出し心が打たれる。
夢追い人の恋愛物語もなんとも言えないほろ苦さがあり味わい深さ満点。
個人的に一番良かったのは花輪くんのロールスロイスに同乗した時に映し出される大瀧詠一の楽曲と共に溢れ出すサイケデリアな映像。素晴らしい。