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ANIARA アニアーラのkawaruのレビュー・感想・評価

ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)
2.9
プライムビデオにて。サムネだけで選んだ

F先生の宇宙船モノとかビバップの一節とかPIXARのウォーリーとかシドニアやアニゴジ的な環境設定とか「猫の地球儀」風の雰囲気を感じたが、どれにも属さない。なにかと問われれば、なんだろう?

スウェーデン画だし!!!って言い張ればモザイクは要らなかったかもしれん。政治力の弱さを感じる

隕石の襲来だったり天才の出現だったり人為的ミスのディザスターだったり革命徒の蜂起だったりどんでん返しのハッピーエンドだったりなドラマな展開を期待すると現実に引き戻される。といってもリアリティの意味ではない。●●●●●●●ことへの圧倒的な絶望だ。リアリティとリアルの方向性は異なる。「極端にバカしかいない」ならまだしもね

ゆえ、尺が異常に長く感じる。なんか叙情的なのと哲学的なのと人間的なのが組み合わさっての結果だが、短〜中編小説ならばかなり良い感じになると思った。原作知らんのに適当に書いたレビューは一切信用してないのでこのレビューも信用しなくていいです

ただし勘違いする人に多そうなのは「何も起こらない」からつまらない、と判断してしまう浅薄さだろう。言うまでもなく、そのおぞましさを表現することに成功しているのだから

ほとんど劇中にはないんだけど、BGMがめっちゃ好み。EDも含めて
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