江戸川のくわまん

ANIARA アニアーラの江戸川のくわまんのレビュー・感想・評価

ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)
3.5
SF!と思って観たのですが全然違って。テーマは「人間社会の性」でよくある「人間の性」ではないような気がします。宇宙船という舞台を借りて描いているのは枝葉の部分を端折り本質で描きたいものとの距離を縮めるためと思いました。原作が名著のようで、私は読んでいませんが確かにこれは本で読んだら深そう・・そして映画にするには難しそうと思いました。ただ製作費つぎ込むハリウッド的映画でないことが功を奏したか雰囲気(トーン)がいい感じに作用してこの物語感を保っていたように思います。尺は長くないからしばらくしたらもう一回見てもいいかなと思いました。