あさ

エターナルズのあさのレビュー・感想・評価

エターナルズ(2021年製作の映画)
4.0
迷ってたんですよ、見るの。
そしたら「君がこれ見るの迷うんだ?見ない選択肢なんてあるんだ。」って言われたのよね。(冷静に考えて意見強すぎて草)
その人とノマドがリリースされる前にクロエの話してたの思い出した。「ちゃんとクロエ・ジャオの映画だよ」って言われたらさ、そりゃ行くしかなくなるじゃないのね。

余韻がすごい。クロエが一人一人と話し合って作った映画。そしてその方に教えられた受け売りだけど、クロエのテンポで長尺になった映画。何でこの人はこんなに広い世界を見せてくれるんだろう。切り取られた画面なのに、すごくすごく広い。広島のシーンで鳥肌が立って、自分のアイデンティティを思い出す。世界の美しい場所も哀しい場所も知っている、ペコポンを描くならまじでこの人適任だったのではとじわじわ。

欠陥があるからこそ人間。エターナルズも。それぞれの関係性が好きだったけど、ドルイグとマッカリ(俳優さん43歳…アラフォーは私たちが思う以上に若い)が再会したとき、マッカリが優しく駆け寄ったのも、おでここつんしたのも涙ボロボロ愛。なんかもう皆特筆できないけど愛。沢山の背景があってのキャスティング、関係が描かれてるけれどもあまりにも自然だから敢えて何も言及したくない。でもクワイエットプレイスしかり、聴覚障がいのある人が演じることや。

これ一つで完結しても良いと思ってしまうけども。見るの躊躇ってた理由はやっぱりマーベルにあまりハマっていないからという所ではあったのだけれど、原作を読んでみたいと思ったわ。(大概読まない)
観てる時はビリビリしてたし、何でこんなに天才なの?とずっと問い続けてたけど感想がまとまらないね。ああでも愛おしい。
あさ

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