このレビューはネタバレを含みます
人間の生と死という概念が面白い
生物たるもの
それぞれ自分の生が全てで
それで良いはずなのに
戦場で兄弟がたくさん死んだからという理由で
残った弟1人を死なせてはいけないと
複数の人間を危険にさらしてまで
危険な戦線から離脱させて
死から遠ざけるよう命令したり
疑問を抱きながらもその命令に従い見ず知らずの人間を死なせないために危険な戦場に助けに向かったり
そしてその1人の人間を生かすために複数の人間が死んでしまったり
自分達を殺そうとしていた敵を生かして見逃した結果、逆にその敵にナイフで刺され死んでしまったり
生き残り、なんとか戦場から離脱てやっと死から遠のいたはずのに、また自ら戦場に向かって自分から死に近づいていったり
そしてそれが大量に人が死んでいく
戦争の中で描かれている事
本当に人間らしい
生と死の概念が感じられる映画