セイラ

フリー・ガイのセイラのレビュー・感想・評価

フリー・ガイ(2021年製作の映画)
4.2
Don't have a good day, have a great day.
「いい一日ではなく素晴らしい1日を」

・恋愛、友情、人との向き合い方、自分のアイデンティティを見つめ直せる作品
『トゥルーマン・ショー』と似ていると話題だったけれど、それよりもずっとコミカルで楽しい。
他者に監視、管理されているという面で同じなのは当たり前だけれど、自我を持つ、という点が何より着目すべき共通点。
自分がたとえモブキャラでも、誰かの空想上の人物でも、プログラムの範囲でしか動けないとわかっていても、それでも自分が主人公だと信じて自分の人生と向き合うことに多大な意味がある。と感じた。
多くのコマンドが施された人生かもしれないけれど、コントローラーは自分の手中にあると信じて今後過ごしたいなあ。
レベルアップアイテムは、ちゃんと自分の目で見て見つけないと。

あと、東京メトロのシーンにぎょっとしてしまった。
あのシーンはなんだ!?というかあれは東京メトロなのか!?そしてあのリポーターも少年も日本人か!?という疑問で一瞬時が止まったので、あのシーンは何のために用意されたのか知っているひとがいたら教えてほしい。
日本で観ているから日本の描写があったのか、それとも世界共通の内容で突然の日本だったのか、日本人によっていないファンキーなキャラなのはなぜなのかとっても不思議な気持ちになりました。

‐‐‐カプチーノ‐‐‐
昨日『ベイビー・ドライバー』でアメリカンダイナーなコーヒーを作ったばかりだけど、この作品もやはり印象的なのはコーヒーなので。
ルーティーン変えよう、違うことにトライしよう、素晴らしい日にしよう、というガイの気持ちを一番くみ取れるシーン、だいすき。
カプチーノは牛乳、砂糖を600Wのレンジで加熱して泡立てる!簡単!
インスタントコーヒーでも泡が乗っているだけで少しリッチな気持ちになれるので一風変えたいときに。
‐‐‐
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