フリー・ガイの右京のネタバレレビュー・内容・結末

2022/4/4
序盤、「やっぱりトゥルーマン・ショーじゃねぇか」と思いきや、それを圧倒的に超える設定とストーリー。シンプルに映像とストーリー、アクションを楽しむこともできるし、現実/ガイ視点のゲーム/プレイヤー視点のゲームと分かれる視点を読み取りつつ理解していく複雑な面白さもある。
中盤以降オチがどうなるかなと思ったが、ここまでアクションと映像で盛り上げてからの最高のオチ。エンジニアにとって作品とも言えるソースコードに自分の思いを秘め、そのプログラムを物語とともに成長してきたガイに言わせる演出はさすがにビビった。
一番の盛り上げどころでゴリゴリのオマージュ(もはやストレート表現)をブチ込んできて、シンプルエンタメ映画としてももちろん最高の演出。
あえて言うとストーリーのスパイスは薄いので、濃ゆい物語を求めている人からすると少し単調かもしれない。それでもめちゃくちゃ良く出来た映画だとは思うが。