ジャン・レノが『レオン』以来、実に25年ぶりに殺し屋を演じたサスペンス・アクション……という皮をかぶった近年まれにみる出来の悪い映画。
とにかく脚本が酷いの何の。突っ込みどころがあり過ぎて、ここで羅列する気も失せる。本当にプロが書いた脚本なのか? と疑いたくなる。
また、キャラクターにも魅力がない。主要登場人物の行動の大半が全く理解できないうえに、バックボーンさえいい加減な有様なので、誰に対しても感情移入できない。そしてあの結末……。まいったなこりゃ。
まあ、この安っぽい邦題からして嫌な予感はしていたけど、ここまでひどい内容だとは思わなかった。
ジャン・レノさん、あなたはこれで満足なのですか?
