このレビューはネタバレを含みます
「子供を返して欲しいんです」
が、現れたのは子供の母親とは別人の女だった。
ミステリーとはいってるけど、あらすじの通りに話が動くのは、始まってから40分後。それ以降はひかりの話にシフトするけど、ラストシーンに至るまでに、前半40分の夫婦の話が物凄く効いているのね。。ARATAの居酒屋でのシーンとか、本当に大事。
全体のトーンはドキュメンタリーチックな面と、丁寧に構成された面とのバランスが本当によい…。
そして何より光の演出が綺麗……「朝が来る」というタイトル。朝斗とひかり。
子供の苦悩に、「私だって辛い」と被せてくる親はごみだし、彼女に対して「ごめん」しか言えなかった男は一生後悔して欲しいんだよね。
