毛玉

Daughtersの毛玉のレビュー・感想・評価

Daughters(2020年製作の映画)
3.7
中目黒でシェアハウスをしている小春と彩乃。
小春の妊娠がわかった時、これまで衝突することのなかった2人が、初めて向き合うことになります。

全体的にCMやPR動画のようなおしゃれな映像で、監督のこだわりを感じました。
また、おしゃれ映画に終わることなく、女性が女性だけで子供を産み、育てていくことの難しさやストレスを描いている作品でもありました。子供のいない僕は全く想像もしなかった世界(マタニティーヨガや子供が生まれる時の動き)などを勉強することができたと思います。

ただ、見終わった感想としては、退屈してしまいました。
映像はキレイで、ストーリーも女性の個人出産を取り上げている話で興味が湧いたのですが、いかんせん画変わりがなく、彩乃のポエムシーンでテンポが悪くなるのです。2時間ない映画なのに、もっと長く感じました。

蜷川実花ほどひどくはないけど、映像や音楽のおしゃれさだけじゃなくて、もう少しきちんとストーリーやキャラクターのことを大切に考えて欲しいと思ってしまう作品でした。
毛玉

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