父と息子の関係はただでさえ難しい面が多いと思う。国や宗教によっては更に父の力が強く、共存するのも乗り越えるのも大変だろうと想像する。
ましてや差別の中にあり、彼の閉塞感を思うとブルースの歌詞は一筋の光だったんだろう。
吹き荒れる強風の中ブルースを聴いて覚醒していくシーンが印象的。
担任の先生や、妹、彼女、友人、隣のおじさん等理解してくれる人々がいるって本当に心強い。
お父さん、頑固で古くて嫌だなぁ、と思うけど髪を染めてもらいながら妻に弱音を吐くシーンは泣いてしまった。
最後のスピーチは素晴らしく、よくそこまで思い至ったなぁ、と感心した。偉いなぁ。
やっぱり歌の持つ力って凄いよな、と改めて感じた。
