1972年の伊藤俊也監督作品。
これは相当な変態映画。エロと暴力に支配された女子刑務所の中で1人異彩を放つ梶芽衣子のクールな佇まいが美しい。書き割りのセット、奇抜な演出、執拗な暴力描写に終始くぎ付け。ド直球な反体制がテーマだけど、オーバーアクトな俳優陣の演技が笑いを誘う。
女囚と看守たちのキャラクターが本当に個性的で見ていて飽きない。胸がはだけてる描写なんて当たり前。あの「わっしょい、わっしょい!」の掛け声が脳裏に焼き付いてる。
個人的には、目を刺されても微動だにしなかった所長が一番やばいかも。