タクマ

女囚701号 さそりのタクマのレビュー・感想・評価

女囚701号 さそり(1972年製作の映画)
4.1
見たで。
いや、これはマジで飛び過ぎ。君が代斉唱で始まる冒頭から刑務所内のカースト社会で起こるエロとバイオレンスの差に頭クラクラ。それらをラストカットで深い余韻に変えてしまう梶芽衣子の眼力は伝説級だ。著名な監督達が強く影響を受けたと言うのも納得するしかない激作。
エロも暴力も話の展開も全部激しくて正直誰にでもおすすめできる映画ではないけど言語化できないエネルギーにひたすら殴られ続ける観賞時間だった。今ではこういう作品なかなか作れないやろうけどワンショットワンショットの切り取り方とか話のプロットとか確かにタランティーノ監督が好きそうな映画だと思う。エンタメ映画として面白かった。
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