開発者が逮捕された当時の騒ぎやニュースは何となく覚えているけど、今になって改めてこの出来事を眺めると、自分はもちろんだし警察や司法も含めて世の中がIT技術の負の面をどのように捉えて扱うか、がまだまだ未発達で、このような問題を持て余してた時代だったのかな、と思う。
こんなことできたらいいな、こんなツールがあったらいいな、という期待に取り組みたいという気持ちは分かるし、それが技術者のモチベーションでもあるだろうし、その行為が悪いとは言わないけど。それが悪用されそうになったり悪用されたらそれを止めるための行動を起こす、という責任は伴わないといけないと思う。そういった点で『オッペンハイマー』との繋がりも感じてしまった。
足元にも及ばないけど、プログラムを少しだけ触ったりしたことある身としては、コードを見ると書いた人の人柄が分かるというのは激しく共感できた。