Ohal

WinnyのOhalのネタバレレビュー・内容・結末

Winny(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

彼氏が見たいというので観ました。
社会派映画って疲れるからあんまり観たくなかったんだけど、観てみたら割とマイルドな演出が多くて楽しめた。

東出のことは杏ちゃんの一件があってから本当に本当に大嫌いなんだけど、この映画の中の東出はめっちゃよかった
一つのこと(プログラミング)の技術は一級品なのにその他のことがダメダメすぎて突っ込みながらじゃないと観てられなかったw
途中からは最早可愛い人だなと思えた。東出頑張ったね。

金子さんの人柄は劇中の通りなら本当に素晴らしくて、人の役に立ちたい、助けになりたいっていう気持ちがあるからこそWinnyがあんなことになってかなり苦悩されたのだと思う。

この映画のフックになっているのは序盤に書かされた申述書で、それがなければ一審で有罪判決は降りなかったんじゃないかなあ。
ああいった場面に出会したときはとにかく「同意しない」「サインしない」「弁護士と会えるまでは喋らない」を徹底するしかないのかな。

何もかもタラレバになるけど、金子さんはWinnyの開発にあたりWinnyを利用した悪事を予想しなければいけなかったし、リリースももう少し慎重になるべきだったのかな。
純粋な知的好奇心とデバッグをはやくやりたかったのかなー
全部想像だけど、こんなに才能があるのに7年以上開発する時間を奪われたことがやるせなくて。
しかもラストで亡くなってるって知った時のショックといったら。
この映画で泣くとは思わなかったよ。
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