なすび

恐怖のセンセイのなすびのレビュー・感想・評価

恐怖のセンセイ(2019年製作の映画)
5.0
なんだこれ…適当な武道Z級コメディかと思ってたけどちがった…サイコスリラーセンセイホラーカラテブラックコメディ(?)とにかく今まで見たことないテイスト、ストーリーでめちゃくちゃおもしろかった‼︎日常に飽き飽きしている人、空手をやったことある人におすすめの映画です!🥋

私も小学生の時空手をやってたんやけど、そこの道場の本部の先生はたしかにヤバいやつやった。「ちか先生」は40〜50代らしいけど白髪を肩くらいまで伸ばして、肩幅が広くがっしりしてる。顔つきや声はどちらかというと温厚で優しそうにも見えるが、昇級試験の際ちゃんとしていない生徒がいると「お前ちゃんとしないとトイレに流すぞ」「ち○こついとるんか?みんなの前でズボン脱ぐか?」とか公にされたら大問題になりそうな発言をサラリとする。しかしそういう時のヘラヘラしているが故に本気で人を殺したことがありそうな先生のオーラがヤバくて、親でさえ口出しできなかった(子どもに空手をやらせてる親ってけっこうコワモテな人が多いのに。うちのお父さんもよくヤ○ザに間違えられる風貌の持主)。空手の昇段試験(黒帯になる試験)ってマジで怖いんすよ。まず、木製バットを蹴って折るっていうのがあるのね。いやこんなのマジで無理だよ😭うちの弟も一時期昇段試験受けるか受けないかで練習してたけど、木製バットが無理で諦めた気がする。しかもその後、10人組手っていって10人連続で黒帯の人とスパーリングしなきゃいけないのがある。それもまじ地獄。やってる方も地獄なら見てるこっちも心がしんどくなる。「もうやめたげて!ぼろぼろじゃん!泣いてるよ!」って叫びたくなる。でもその時チカ先生は頑張れとか応援したり優しく見守るのではなく「お前黒帯なりたいんじゃないのか?」って皮肉っぽく鼻で笑うようにけしかける。これが空手の世界なの??😭そんなのに耐えれる精神力はあるわけもなく、空手怖すぎて途中でやめました。空手の武道としての教え(攻撃するためではなく身を守るためにある、暴力として使ってはいけない、礼儀作法)はすごく勉強になったし今でもやっていてよかったなと思うけど、道場の内部には厳しいことが多すぎて無理だった…。ただテクニックとして強くなればいいってわけじゃないの、ちょっとしんどいのだ…。

また関係ない長話してしまった。失礼。
ジェシーアイゼンバーグやぱ最高だな〜✨この人の身体がそのままキャラクターとして機能している感じ他の人にないと思う。素晴らしい俳優。このダークコメディにそんなカチカチな身体が見事にマッチしている。ラブ。ダックスフントとアイゼンバーグも神マッチ。スーツの上から黄帯をつけてるシーン最高すぎる!!!!!

アイゼンバーグとイモージェンプーツ二作連続で共演してる!?クリステンスチュワートといい、アイゼンバーグにお似合いの女性キャラって固定しやすいのかしら?

ゴリマッチョなセンセイのキャラすごかったな〜

新しい帯をもらう日のあの厳粛でワクワクした気持ちなつかしかったな!!先生が帯を持ってきて、そこに自分のがあるのか、いつ自分の名前が呼ばれるのか、期待と不安でうまく呼吸できなくなる感じ!
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