一夏のドキュメンタリー映画でヴァカンス(時間)と避暑地(空間)を通して人種•性別•年齢•背景が異なる人々にカメラを向けて1つの物語りを形成してゆく。
魅力的な久々のエピソードと生々しさはまるでカメラがそこに存在しないかの様に観え、どのカットも瑞々しく混在していて鑑賞後は人生の1ページをお裾分けして貰ったような多幸感と寂寥感が残る作品だった、ロメールともロジエとも異なるヴァカンス映画。
セリーヌシアマ監督の「秘密の森の、その向こう」で映っていた特徴的なピラミッドが登場して撮影地の繋がりに密かに感動。