このレビューはネタバレを含みます
ささいな言葉の重みを感じる作品だった。
まずじわじわと、こよみの母親が放った
「逃げる?」
が、ボディーブローのように効いてくる。
そして、行助が元彼に言った
「大丈夫です、ちゃんとやれてます」って台詞が
行助が自分に言い聞かせてるっていうのが
すごく伝わってきて、やっぱ太賀すごいなーと思った。
二人でソファーにもたれかかりながら、こよみに言った「大丈夫」の一言もよかったなぁ…
ラストシーン、たい焼きを美味しそうに頬張る
行助の笑顔をずっと、ずっと
こよみに覚えていてほしいと心から思った。