こばまさ

真犯人のこばまさのレビュー・感想・評価

真犯人(2019年製作の映画)
3.2
2週間振りのアニョハセヨ。
観たい作品を探すのも一苦労の韓国作品。
アマプラザッピングから、ジャンルは好きでもなんか地味そうなコチラ。
それでは、犯人探しにいってみよう🔍


-ある夜、ヨンフン(ソン・セビョク)の妻ユジュンが自宅で殺害され、不倫関係にあった彼の親友ジュンソン(オ・ミンソク)が逮捕される。
ヨンフンはそれ以来廃人の様な生活を送っていたが、事件から半年が過ぎた頃、ジュンソンの妻ダヨン(ユソン)が夫の無実を晴らしたいと助けを求めて来る。
真実を明らかにする事を決意したヨンフンは、自ら事件を捜査していくうちに、ある男の存在に辿り着く-

“全員容疑者”


可もなく不可もなく、どちらかと言えばちゃんとしたミステリー。
ただ、やっぱりめちゃくちゃ地味…
脇役でこそ輝きそうな人たちが最前線にいるので、画的に弱い。

登場人物も少ないし、殺人事件もシンプルなんだけど、誰が犯人なのか分からない仕様。
全員が犯人に見えてくる展開と会話劇を繰り広げ、最後の最後でひっくり…返らなかったな。
もう少し手が込んでたら良かった。


主演を演じた、ソン・セビョク。
過去に何作か観た事はあったけど、今まではそこまで意識して来なかった俳優。
ようやく顔と名前が一致した。

そして、容疑者として逮捕された夫の妻を演じた、ユソン。
『幼い依頼人』や『母なる復讐』など、その鋭い眼光と過剰な演技は、一度観たら忘れられない韓国屈指の名バイプレーヤー。
本作も、期待通りの声のボリュームとその佇まいで楽しませてもらったよ。


ただ、犯人が分からないと言いながら、登場人物が少な過ぎるので、もはや消去法みたいな一面も…ない事もない。

おそらく、韓国映画をそれほど観てない頃に観たら間違いなく面白かった!
けど、色々観てきた人にとっては許容範囲なオチだろうな。

とにかく、地味。
こばまさ

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