テーマとなった
中島みゆき "糸" の歌詞のとおり
遠い空の下
二つの物語を生きる男女の話。
"糸" と共に生きた世代からは
あの歌を基にして
このフツー感かい！と
ツッコミが入りそうではありますが（笑）
二人がちゃんと別々の人生を歩んでいるのが
リアルでよかったなあ。
運命の人に出会えたとて
その人とずっと一緒にいられるわけではないし
離れてしまったからといって
その人を365日想って生きるとも限らない。
心や頭の片隅に
ときどきチラついても
他のことに夢中になったり
他の誰かを真剣に
愛したりもするんですよねえ。
"一途" って言葉は素敵ですけど
他の途を進もうと
何度も試みたけれど
どの途を歩いているときも
どこか隣にいるように感じる人
っていうほうが
"運命の人" 像に近い気がします。
