夏の夕暮れ
使われていない飛行場で
花火をやると
幽霊に会える。
その噂を確かめるため
それぞれの理由を抱いた
3人の若者が集うお話。
死に惹かれている。
死に忍び寄られている。
死に救われたがっている。
そんな3人が知りたかった死者の世界。
死の現実。
幽霊が饒舌に
死を説明しようとしないのが
リアルだったなあ。
「さあね」
この物語のエンドに
形容詞はつけなくてもいいのかも。
ハッピーでもサッドでも
もしくはバッドでも。
彼らがもっと生きてみて
きっとそのときにわかればいいこと。
脚本・乙一でした。
それを知らずに観たんですけど
言われてみればなるほど、確かに。