さー

音楽のさーのレビュー・感想・評価

音楽(2019年製作の映画)
3.6
平岩紙と竹中直人が高校生役という世界線…

何にもやる気のない高校生が音楽と出会って青春する「スウィング・ガールズ」的な話かなと思ってたけど、いやその前にポスター見ろよどこがスウィングガールズだよって話。初っ端から人を選ぶシュール極まりないギャグの連発に、選ばれなかったわたしは苦笑止まらず。彼らが繰り広げる衝撃的かつ究極の「音楽」は、一体わたしをどこに連れて行くつもりなんやと謎に緊張していましたが、結局どこに行き着いたのか分からないまま呆然として鑑賞終了。「お、おもしろくないこともない…」が見終わったあとの第一声でした。

この感覚は、岡本喜八監督「ジャズ大名」と同じだな。「理屈」の対義語は「音楽」なんかもしれん。
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