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リスペクトのchaooonのレビュー・感想・評価

リスペクト(2021年製作の映画)
4.1
ソウルの女王アレサ・フランクリンの栄光と苦悩の半生を描いた伝記映画🎙🎶✨✨

今年はドキュメンタリー映画『アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン』にシンシア・エリヴォ主演の伝記ドラマ『ジーニアス・アレサ』と、たくさんのアレサに出会えた年だったけど、今作もかなり楽しみにしていた伝記映画🎶
これにて直近のアレサ作品群コンプと勝手に満足感🥰

偉大なるアレサ・フランクリンを演じるのは、アカデミー賞&グラミー賞受賞経験者のジェニファー・ハドソン😍🎶✨
アレサのライブでの前座を務め経験や交流もあったようだけど、なんと映画化にあたりアレサ本人が生前にジェニファーを指名したという本人お墨付き✨✨
初めて『ドリーム・ガールズ』をスクリーンで観た時の衝撃は忘れないけど、今作も素晴らしい歌声だった🥺✨✨

個人的にはシンシアの歌もかなり好きだったけど、アレサという人物を演じるに当たっては、ジェニファーの方がアレサに似通ったところがあって、違和感なく観られたのが正直なところ。
容姿や佇まいや存在感といったところというか。
それと10〜20代を演じてるパートも年相応にちゃんと見えた!

アレサの名曲とジェニファーの歌声に乗せて展開していくので、音楽に満たされる👏🏻✨✨
大好きな”respect♬”、”I Say a Little Prayer♬"、”(You Make Me Feel Like) A Natural Woman♬”が全部聴けて大満足🤤
(”I Say a Little Prayer♬”は使い所が、ちょっとあれだったからやや不完全燃焼だけど😂)

スタジオミュージシャンたちと作曲やアレンジをしていく過程の描き方も胸が躍ってテンション上がった😍🎶

デトロイトで有名な説教師である牧師の父を持ち、幼い頃から教会でゴスペルを歌い才能を発揮してきたアレサ。
10代でコロンビア・レコードからのデビューで栄光のスターダムを駆け上がっていたように思えるが、その実、複雑な家庭環境や、未婚の母、両親の離婚による母の不在、父からの呪縛、夫からのDVとかなり波乱万丈。

ドラマ版は少女時代から晩年まで、時系列に沿い順を追ってアレサの人生の全てを見せるのに対して、こちらは主に60~70年代の活躍やアルコール依存症とそれに立ち向かった姿を描くので、よりアレサのキャリアや人生の中で最高の状態と葛藤を描くドラマティックなシーンの抜粋だった✨

特に女性として立ち上がる姿を力強く世に見せる姿や「不当な扱いを受けている全ての人に…」というメッセージは胸熱🥺❤️‍🔥
予告でも使われている”Think♬”の「Freedom!!!!!!!」が最高に開放感ある😭✨✨

そして物語は1972年1月、ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会で行われ伝説となったゴスペルライブ『AMAZING GRACE』へ⛪️🎶✨
これはドキュメンタリーの更に裏側というか、そこに至った必然とも言える経緯がかなりドラマティックに描かれていて、一つの物語の到達点として圧巻であった😭
ドキュメンタリーとセットで観ると感動も一入だと思います🥺✨

脇を固める俳優陣も素晴らしい✨✨
牧師の父親はフォレスト・ウィテカー✨
ドラマ版は口が上手くて丸め込まれてしまう少し胡散臭さや威圧感が強調されていたけど、さすがのウィテカーはカリスマ性や重厚感が圧倒的で、存在感がすごかった👏✨
ただ、ウィテカーのキャスティングを知ったときに、アレサと父親の確執のドラマをかなり濃厚に観られると期待値マックスに膨れ上がってしまったので、その部分は思ったよりアッサリしていて物足りなかったのが正直なところ。
そちらより夫のテッドとの関係性にフォーカスしていたので、姉妹とのトラブル等もほぼなくて家族パートは割と陽の部分だけ描かれていた印象🤔

アレサの母はトニー賞6回受賞しているオードラ・マクドナルド💖
登場シーンは少なかったけど、幼少のアレサとのピアノでの歌を用いた会話や、アレサの人生の転機に幻のように現れるあの歌声〜😭
あれは泣くわ〜😭😭😭流石の存在感だったわ〜〜✨✨

同じデトロイト出身としてモータウンのスモーキー・ロビンソンとの関わりも出てくるのはニヤリ🤤




『エターナルズ』初日で普段平日は閑散としている我が町の映画館も朝一からワサワサ✨
土日以外で売店並んでるの久々に観た!
そんな賑わいを横目に私はこちらを鑑賞♪✨
初日朝イチ初回にも関わらず6人〜🤣
おかげでゆったり観れましたけど😇✨
退席時に隣のシアターで大音量のエターナルズの音が聞こえて、後ろ髪引かれたけど振り切るように帰って来ましたわ😂
グラシネ行ける時まで我慢だーー!!
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