桃

リスペクトの桃のネタバレレビュー・内容・結末

リスペクト(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

やっぱりハドソンさん素晴らしい。歌い上げて、魅せてくれてありがとう…。

大好きなアレサさんの映画ということとハドソンさんが務められるということで劇場鑑賞は必須。
特にゴスペルと混ざるシーンなんか鳥肌が立つくらい。
Natural womanは好き過ぎて、一緒に歌いそうになったけども我慢した。
なんならアレサさんの曲だけでなく、サムさん、ウィルソンさんの曲も嬉しかった。
レコードでお家でかかったり、家族で歌ったり、最高な時代。

最高な時代と書いたけれども、アレサさんはレイシズム、フェミニズムの両方で戦い続けた人。
空気を読んで父や夫の言う通りに過ごした時期もあったが、暴力にも負けず、非暴力で抗った。
アレサさんの歌を聴いた女性客が、コンサート後に
「一言だけいいかしら。私のことを歌っているのかと思った」
と声をかけたシーンはじいんと来た。
アレサさんが、時には弱さに溺れながらも、力強くいられたのは、母親というロールモデルがいて、力強い歌声と凛とした姿勢、精神を受け継いだから。
アレサさんの力強い女性像は少なからず、憧れとして現代の女性にも影響を与えている。

子役の子もめちゃくちゃうまかった、スカイ・ダコタ・ターナーさんといって、今回が初の映画出演。
音楽アカデミーでの映像がSNSで拡散され、それがきっかけで舞台を増やしているそう。これからが本当に楽しみ。
桃