君がいる、いた、そんな時。の作品情報・感想・評価

「君がいる、いた、そんな時。」に投稿された感想・評価

何かを抱えた3人と、繋がれた場所。
小学生の正也はフィリピン人と日本人のハーフで疎外感を抱える毎日。校内放送で無茶苦茶な放送をする涼太、図書館司書の祥子先生と関わって彼の生活は続いていく…
何かを抱えた人たちを描いた人間ドラマ。この映画を見る前に映画館の前で迫田監督本人がビラ配りをしていました…"いい映画ができたから、見てもらいたいんです"と監督は言っていたが、見てみると監督の人柄が現れたようなじわりと優しさがに滲み出てくるような作品でした。
今作を見て感じたのは"生きづらさ"だと思う。作品の中心人物の3人に共通しているのは家庭内に問題を抱えていること…正也はフィリピン人の母親の振る舞いに意気消沈してばかり、涼太は暴力を振るう父親に怯えて過ごす、祥子は子供が死んだことを認めず過去に生きがいを探している。そんな3人が少しでも憂さ晴らしというか息抜きができる場所が図書室で、そんな空間を大切にしようとしている3人の振る舞いが良かった。
全体的に画面に映し出されるのは生きる上で直面する問題ばかりで心が苦しい。そんな問題から逃げるための関係を尊重しようとした3人の行動は社会から見れば許されないかもしれない…しかしその心根は優しさが溢れている。じんわりとした優しさが感じられる…それが迫田監督の魅力なのかもしれない。
また映像的には街の背景を追って映すオープニングは"小津安二郎作品"のような構図を生み出していたり、ジャンプカットを多用して時間を表していたり面白い場面がいくつかありました。
映画として苦しさと優しさをじんわりと感じた本作、独特の余韻が滲み出るいい作品でした。
キヌ

キヌの感想・評価

4.0
2021.10.2 #30
小学校が舞台というところに興味を持って鑑賞。「誰かを大切にする事が自分の支えにもなる」という風に受け取りました。
上映後の舞台挨拶で監督の映画への熱い想い、一生懸命さが伝わってきてウルっときました。
脚本とかちょっと甘いところあるなぁという感じだけど、作り手の熱意を感じる良作。
人生で一番馬鹿でいられる小学校時代なのに、辛い日々を送る子もいる。そんな日々を救ってくれる「居場所」の大切さ。
リョウ

リョウの感想・評価

3.8
美しい呉の街と素敵な登場人物たちのひと夏の物語。人はみんな抱えているものがあるなかで街や人に囲まれて、支えられて生きているんだなと。素敵な夏の邦画でした。
迫田監督がとっても良い人だから作れたんだろうなと
映画は手渡しできる 泣ける強さ
よく出来た映画ではないと感じながら観ていた。言葉にセリフを言っているらしき作られた感じがつきまとい、一つの世界として流れていかない不全感のようなものを覚えた。
でも、一緒に観に行った友人は良い映画だったね、と言った。学校時代にいじめを経験した彼女は自分の気持ちを重ねて観ていたようだった。
映画は観る人の心の中で完結するもので、同じ映画を観ていても違うものを観ているのかもしれない。
この映画を観ることで友人と心の話が少し出来て良かった。
Akiko

Akikoの感想・評価

3.8
いつも笑ってる人ほど、
実は大変だったり辛かったりするのかなーって。

こどもでもおとなでも
関係なくツライ思いは抱えてる。

それでも、誰かや何かを好きだって気持ちがその人を支える力や行動を起こそうとする原動力になるし、救われることもある。

そして、真っ直ぐな子どもの純粋さに心が洗われることがある。

呉市の町並みが思わせる叙情的な感じが、
ストーリーにさらに深みを思わせた。

監督から直接チラシを貰ったとき、これは絶対に観なくては!と思った。
見て良かった。
この映画に監督の人柄が全部詰まっていた気がした。
chip

chipの感想・評価

4.0
先日「21ブリッジ」を観に行ったいつもの映画館で…
監督さん自らチラシを配っていました。
映画終わったあとで自分が舞台あいさつしますから、良かったら観に来てください、と。。
なんだか優しげで一生懸命な様子に、この方の話を聞いてみたいなぁ〜と思い、
昨日仕事終了後に観に行きました。
作品については何も知らなかったのですが…。


広島県呉市
瀬戸内海に面した街、
きっと海が美しい…
でも特別な場所ではなく、普通の地方都市の通りを歩く小学生たちが微笑ましくて懐かしい感じがしました。


母親がフィリピン人というハーフの岸本君と、騒がしくてクラスでも浮きまくっているカヤマ君、
そしていつも明るい図書室のお姉さん祥子さん。
円形の校舎で、この3人が磁石のように離れたりくっついたりしながら、毎日を紡いでいく様子がありました。
大人も子どもも抱えるものがあって…でもなんとなく自分の中で折り合いをつけて、
不器用だからこそ、一人でも大丈夫だって突っぱっている、
そんな3人。
でも一緒に笑う仲間がいる方が楽しいに決まってる!
子供ながらに祥子さんの痛みを案じて秘密作戦を実行した2人と、
それを叱る大人たちの中で、笑顔で2人を励ましてくれた校長先生に、拍手でした〜


「大切な人のために…」
ふたりがやり遂げたこと…


「おかえりなさい〜」
「ただいま〜」
当たり前の会話が優しい♡
図書室に戻ってきた彼女の笑顔がキラキラ輝いていました。


終了後の監督さんのあいさつには、一生懸命があふれていました。
クラウドファンディングで作り上げた映画だそうです。コロナ禍、完成しても上映できなくて辛かったこと、自分のこと、作品に込めた思い…
時に涙を浮かべながら話されていました。
パンフレットにサインをいただいた時、思わず「がんばってください!」と声をかけてしまいました。

映画と、そして迫田監督と…
すばらしい出会いをありがとう😊
7

7の感想・評価

-
演技経験ないんだろうなぁってそわそわして始まるけど、そんなの関係なくクライマックスはぐっとくるし、観終わると爽やかな気持ち。

パンフを読んだらまさかの女の子!不思議な引力を持ってる。
まさかのライヴエイドテクニック。

広島の呉の街を堪能することもできる。どこかにすずさんがいそうな坂道。

学校のクリーム色のカーテンに思いを馳せる。
迫田監督の話し方、映画に対する熱意、
いつも感動しています。
迫田監督の笑顔溢れてる試写会に元気をもらっています。
これからも迫田監督の作る映画を沢山鑑賞していきたいと思います。
楽しみにしています。
これからも迫田監督を応援していきます!
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