映画サークルの卒業制作みたいな作品。
進路や友人関係に悩む田舎の思春期男子、都会から逃げてきた謎のギターお姉さん、良いこと言ってくれる風のおじいちゃん、こういう作品は大抵祭りの季節。
原案,監督の池田エライザはアーティストとして歌唱する時に、あのビュジアルだから許されるイタさがある。
選曲やボーカルアプローチ、衣装表情世界観。
その全てがあのギターお姉さんに全て詰まっているように感じた、キャラクターや台詞がとにかくイタすぎて観ていて恥ずかしくなる。
それと、あの程度の短いフレーズならギターを練習するべきでは。
ひとつでも刺さる台詞があったりするとそれだけで作品が締まったりするものだけど、それも無かった、リリーフランキーの所で来るか来るかと待ち構えていたがなんでもない話で終わった。
学生が観たりすると感じ方も違うのだろうけど、三十路過ぎた私には何ひとつ刺さらなかった。