正常とはどういうことなのか。
誰もが何かしらの欠陥部分を持っている。
それを難とするのか活かすのか。
殆どが閉じこめたり疎外したり隔離したりする方法を選んでいないだろろうか。
知的障害者も健常者も同じ立場だとは言わない。
劇中で「僕らだって健常者が良い」というニュアンスのセンテンスが出てくるがそれは本心だろう。
でもマウントする権利なんてない。
知的障害者だって互いに欠陥部分を埋めあって助け合えるパートナーになりうる。
馬鹿にしたり決して自分が上だと思ってはいけないのだ。
内容自体はオーソドックスだが良い映画だった。
ホテル内でのスキーシーンのように笑えて感動できるシーンがもう少しあればより良かった。
邦題のセンスはないが観終わったとには少しそれが素敵に思える。