建野友保

ルクス・エテルナ 永遠の光の建野友保のレビュー・感想・評価

4.0
「LOVE 【3D】」でぶっ飛んだギャスパー・ノエ監督の最新作。かなりの覚悟で観に行きましたが、後半の光の洪水を何とか目を細めながら凌げば、あとは意外とエンタメ作品として成立している印象でした。映画制作の世界における女性軽視や立場を利用した暴力的な威圧関係など裏舞台がカオス状態で描かれていて、痛烈な皮肉とも受け止められる作品。シャルロット・ゲンズブールの気骨のある存在感が印象に残りました。広くお薦めしにくい映画ではありますが、この作品もまた映画館でしか観ることができない作品だと思います。
建野友保

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