真珠湾攻撃からミッドウェー海戦までを描いた戦争映画。
完全に推しのパトリックウィルソンが気になって見に行ったわけですが、題材が題材だからまあこういった戦争映画にありがちな不気味で何考えてるかわからないけど無謀な特攻と残虐な殺戮を行うヤバい集団みたいな顔が見えない日本軍が出てくるんだろうな〜と思ってたら、意外やトヨエツとか國村隼、そしておなじみ浅野忠信など有名な日本人俳優が出て来て丁寧に日本軍の様子も描くのでびっくり。
でも結局のところ八割方何考えてるかわからない不気味なトヨエツと無能な國村隼とそれに振り回されるなんか不憫な浅野忠信らが率いる無謀な特攻と残虐な殺戮を行うヤバイ集団みたいな日本軍でした。いや決してそういう描き方を否定とか批判したい訳じゃないんだけど、こんだけのキャスト集めてやっぱそうなるんだ！？みたいな。
アメリカ軍側もびっくりするほど豪華であと個人的に好きな俳優さんだらけでキャスティングだけなら五億点（あとパトリックウィルソンのメガネ＆軍服姿で１０億点）って感じだったんですが、何と言っても残念だったのがこの映画が伝えたいことが全く見えないこと…
２時間半かけてミッドウェー海戦に関わった人達を色々な角度から描いてる群像劇だからかもうストーリーが全部盛り。そんで盛りに盛った挙句に海の藻屑となって消えてる…ていうか割とテーマ性を自ら豪快に海に投げ捨ててる…
反戦？誇り高き兵士達の活躍？友情？苦悩？家族との絆？名もなき兵士の死？日本軍のヤバさ？中国での悲劇？
どれを一番伝えたかったんや、ローランドエメリッヒーーーーーー！！！
