マッサージ屋2号店

激動の1750日のマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

激動の1750日(1990年製作の映画)
3.0
日本一の暴力団組織“神岡組”の3代目の死後、跡目を継ぐはずだった若頭も急死してしまった。
時津組組長時津(萩原健一)が跡目を継ぐ形になるが脱税容疑で収監されてしまう。4代目として川勝組組長の川井(夏八木勲)が立候補するが二代目山辰髪を継いだ若竹(中井貴一)らが真っ向から反対する。
やがて神岡組を二分する抗争が始まり・・・。

1984年に起きた山口組と一和会の抗争をベースに描いた作品。

いわゆる“山一抗争”の時は当時私は小学生から中学生になった時の事でよくニュースで目にしてましたねぇ。
学校の先生から通学路にあった暴力団事務所の近くは通らないようにとお達しがあった記憶があります。
今となっては暴力団組織が表立って活動していた後半の時期になるのかな。
このあたりの抗争がきっかけで暴対法が出来たような。

東映のヤクザ映画も今作前後は量産されていましたね。
その後ヤクザ映画はVシネマに追いやられていったのかな。

初めて今作を見ましたが亡くなられた名優達が出演されていて、それはそれで懐かしく思えました。
ショーケンはチョイ役でしたが存在感あるし、渡瀬恒彦のヤクザ役の演技は迫力あります。

中途半端な締めでラストシーンもエンドロールの中ってのはイマイチでしたが、東映ヤクザ映画を堪能は出来ました。