りよ

T-34 レジェンド・オブ・ウォーのりよのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

おもしろかった!私は幼少時andそれからの在独期間が長かったためナチスが出る映画は結局見てしまう傾向でやはりついの観賞でした。いま時点で既にロングランなのですぐ行かねばだけどもう一回やはり劇場で観たい&円盤待ちです。
IMAXでかすぎねえかと思ったけど大丈夫だった。臨場感。大注目はナチの彼だよね…たぶんきっと超やなやつ一辺倒の演出と思ってたのに、作中名前の件ではときめいてしまったじゃん…

・つまりは幸せな方の「大脱走」だった。やはり収容所から逃げ出すには盗んだバイクぐらいでは不十分であり…だからスティーブ・マックイーンは捕まってしまったのである…戦車しかも最新型が必要だったのだ!!
・砲弾のCGが、原理わからないながらもかっこよかった なるほどと思った
・うまくいくと思ってなかったからずっと「ああきっと最後は…」と思っていた。
・最初の砲撃戦で、パンツァー(準ドイツなのでパンツァーと呼ぶ)にかかったハーケンクロイツの布の写し方にすごいマニアックさを感じたんだけど…
・自室で捕虜にブランデーまで振る舞って、演習について話すイェーガーさん、自分の名前がニコライのそれと縁があると知ったときの笑顔にときめいたのでした。「ニコラウス」はドイツではサンタクロースの意味だよ
たぶんあれじゃないかしら ゼロ戦の撃墜王のなんとかさんが、戦後の日米生き残り交流会で自分が打ち落とした元米空軍に「俺はこいつにこんなふうに落とされたんだ」って楽しそうに語られる ってやつと同じ…でもニコライはいまだぜんぜん前線でしたね…
・最初の砲撃戦で腕を認めてたから「演習がうまくいったら戦車隊の指揮官にする」ってかんがえついて、ソ連の捕虜をナチスの指揮官にってイェーガーさん その危険思想やめろよと言いたくなるが先の砲撃戦がそんなにも印象深いもとい高評価だったのだなあ…しかも何この、すごい名案思いついた!みたいなしたり顔は…かわいい…
ちなみに乾杯で相手と目を合わせないと7年間よいセックスができないという言い伝え?があるのでドイツ人は乾杯ではめちゃくちゃ目力発揮して視線合わせてきます
・イェーガー氏とアーニャ(最近「ユーリ!!!」の再放送みてるのでタイムリーにあの曲のフレーズ ’I save you now’ が思い浮かんだのであった)ほんとにそうだったのか気になる。
・T-34が収容所の門を出るときに踏み潰していった数々のメルセデスを見てあああああああうお〜もうやめて〜!!となった。幼少時もいまも、メルセデス感謝組です あんないい車ないから…寝やすい…
・最終決戦の街が美しすぎるのですがセットなのかな…ぶっ壊しすぎじゃろ
・さいごイェーガー氏がニコライを道連れにしようとしなかったところだけで、涙は出なかったけど自分の心は泣いていたのであった。

映画において、そこまであんまりひどくなさそうなナチを配置できるってのはそれだけでなかなかだと思う。

おわり。
ナチス=人間じゃないて描写からは離れていたので個人的にはよかった。
ソ連に戻られたみなさんもそれほど過酷でないこの後の人生があれば…
りよ

りよ