さよなら僕のマクガフィンたち

T-34 レジェンド・オブ・ウォーのさよなら僕のマクガフィンたちのレビュー・感想・評価

3.7
「この中で一番命知らずなのは?」「俺でしょ。早く言ってよ。」

戦車に興味があるわけでもなく、戦争映画が特別好きというわけではないですが、この映画はエンターテイメント要素が豊富に詰め込まれておりめちゃくちゃ面白かったです。

あらすじみても面白い設定ですし、さらに主人公の戦上手っぷり、仲間たちもキャラがあり見せ場が用意されている、悪役のイェーカーの悪者っぷりがよいし最後は握手、恋愛要素あり(囚人の通訳にあんな美人いるか?)とまぁエンタメ要素が多いです。

さらにスローモーションを多用した弾の行方や、あとは戦車内で被弾したときの衝撃描写など現代映画としてしか表現できなかったものもあり、僕としては初めて見て新鮮でしたわ。弾と弾が当たるとかファンタージーっぽいけどそれが良い。

あとは最初に作戦をちゃんと説明する、なんなら地図を描くなど観客にわかりやすく説明していて映画としての親切心が高い。

シリアス、リアル志向が流行りの昨今、映画としての面白さとは何かを提示した作品でした。まさかそれがロシア映画とは。