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ワイルド・ローズのとぽとぽのレビュー・感想・評価

ワイルド・ローズ(2018年製作の映画)
3.2
なぜカントリーを?3コードの真実 --- 自分の道探し!故郷から離れてみるのも大事な過程=道のりだ。
始まりはグラスゴー、ここにはなにもない。冒頭刑務所から出所するなど王道スター誕生のサクセスストーリー。海を超えて目指すはナッシュビル、世界中から人が来る音楽業界の街!運命なら叶う。夢見た人生を掴みに行く。成功を夢見る気の強いシングルマザーのキャラクターをエネルギッシュかつパワフルに演じきるジェシー・バックリーの見事にソウルフルな歌声が腹にガツンと来る、響き渡る。なによりガッツ!歌唱力と伝えたいメッセージ、そして夢を叶えるまで決して諦めない雑草のような強さ。すぐ諦めるのが欠点。本気でやればなんだってできる。世界を、夢を見てきて。自分の世界も映像化する。
諦めきれない自己実現。たった一つの夢・生き方、人生のセカンドチャンス。人生の永遠のテーマ、冒険か安定か。夢を諦める理由キッカケなんてきっといくらでもあって、そして子供に夢を託すほうが楽だから。カントリーミュージックといったらブッシュ&イラク戦争支持などアメリカ南部の保守的な面を象徴したような音楽ジャンルのイメージがどうしてもまだ自分の中で根強いけど、やはり音楽それ自体に罪があるわけではない。ジョニー・キャッシュは無論最高。グラスゴーのカントリー歌手なんてありえない?今が絶頂期じゃない!話それ自体は裏表なくド直球に普通で、オチ帰結していくところは分かりやすい。

「子供の存在を認められないならあなたは絶望的、子どもたちも絶望する」「責任を持ってほしかったけど、希望を奪う気はなかった」悲しみが歌になり、歌がヒットしますように
必ず道はある♪諦めたの?今から始動
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