ジョニー・デップとアル・パチーノ共演。
実話をベースにしたFBI捜査官のマフィア潜入捜査の一部始終が描かれる。
ドニー（本名はジョー）を演じるFBI捜査官のジョニー・デップ。
そして、人間味溢れ、優しすぎるが故にマフィアとしてはうだつの上がらない立場にいるレフティをアル・パチーノが演じている。
この映画の良いところは、潜入捜査官の苦悩とマフィアとしての苦悩両面が描かれている面にあると感じていた。
ドニーでありジョーである潜入捜査官は、仕事柄家族に会えず、家族との関係性で苦悩する。そして、潜入捜査を行う中で仕事とプライベートの見境がつかなくなってしまう苦悩も描かれている。
うだつの上がらないレフティはレフティで、出世欲はあるがマフィアとしてどこか残酷になりきれないことで噛ませ犬としての立場で終わってしまう苦悩が描かれる。
ただそんなレフティだったからこそ、潜入捜査員としての立場だったにも関わらずドニーはレフティに惹かれていってしまったのだろう。
そして、それはレフティも同じだった。
ラストのレフティの台詞がこの映画のすべてだと感じた。
