resion

犬王のresionのネタバレレビュー・内容・結末

犬王(2021年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

・渋い時代設定と攻めた映像表現はよかったけれど、見せ場のはずの音楽と踊りが...。
・出だしからいきなり攻めてる。最初のカット予想外すぎる。
・雨の表現、あんなの見たことないな。他にも、友魚が聞く音の映像化とか、攻めた映像表現が続いて圧倒された。
・幼少期の犬王の動き、アニメーションが楽しい。洛中を走り回る場面最高。
・友有の曲、エレキギターとかドラムとか、画面に写ってない楽器が鳴ってるのが気になってのめり込めなかった。実際に友有たちが演奏してる音が聞きたかったよ。新しい琵琶法師の音楽ってどんなのかとわくわくしてたら、現代のハードロックのパロディみたいなノリで残念だった。
・物語抜きにしたら、音楽すごくいい。『鯨』のアヴちゃんさんの歌声最高。
・アヴちゃんさんの歌声すさまじかった。表現力半端ないし、なにより声がかっこいい。劇場で聞けてよかった。
・犬王の踊りから映像的な気持ち良さを感じられなかった...。動き回る犬王を真正面から写すシーンが多くて、画面が地味だと思ってしまった。
・犬王、異形のままで大人気になるならカタルシスがあるけど、人気が増すごとに姿が(いわゆる)ふつうに近づいていくのはなんだかなあと思った。最後の舞台ではふつうの顔になってから初めて仮面を脱ぐし。けっきょくふつうの見た目が必要なのか...となった。
・かっこいい音楽と映像とアヴちゃんさんの歌声を映画館で堪能できたので満足です。
resion

resion