湯浅政明監督の 「犬王」観て来た。
室町時代に活躍した実在の能楽師、犬王をモデルにした古川日出男の小説「平家物語 犬王の巻」というのが原作らしい。それを湯浅監督が映像化した長編アニメーション映画の本作。
お話は異形の姿で踊る犬王と神器のせいで盲目となり琵琶法師となった友魚（ともな）との出会いから繰り広げられる数奇な物語。
「どろろ」を彷彿するような展開に驚く。
尺の半分はライブシーンであり、どちらかと言うと“感じる”作品でした。
600年前の室町時代なのにパフォーマンスをあえて現代的な表現にしていてかなりの野心作。興味深い。
室町時代にマイケル・ジャクソンが転生したかのようなダンスパフォーマンス！クセがすごい。
湯浅監督独特の映像美に圧倒された。
盲目の友魚の見ている世界の表現も良かった。
平家物語を知らなくても十分楽しめると思います。
しかし今年になって大河ドラマ「鎌倉殿の13人」TVアニメ「平安物語」映画「犬王」と三たびも幼い安徳天皇の入水自殺を見ることとなるとは…( ᵕ ᵕ̩̩ )
