このレビューはネタバレを含みます
熱狂的な音楽を現代の曲で表すのは表現として理解したが、ピアノの音が聞こえてきた時は少し笑ってしまった。友有は本当はどんな演奏をしたんだろう。でもこれは現在に伝わらなかった音楽なのだから、これはこれで良いのかもしれない。
原作から映画化するにあたって省略されたエピソードが多いのかなと感じた。後半は特に場面場面をダイジェストに見せられているように感じてしまったのが少し残念だった。
原作未読のため原作で既にそうなのなら仕方ないが、犬王と友一が二人で初舞台をする時、すでに居る仲間たちは一体どこから現れたのか、成り上がっていく最初の部分で彼らがどう動いたのか見てみたかった。
子供の頃の犬王の演技が犬王の性格までこちらに伝わってくるもので良かった。