原作を読んでから観たのだけど、犬王ってこういう話だったのね。
アニメはとにかく光と闇の使い方が素晴らしい。そういう意味では映画館で観るべき作品かもしれない。
ちょっと残念だったのは、世阿弥の素足のところだけど、子供の足にしろ、5本の指が大きい順にならんでいるというだけの表現じゃなくて、もうちょっとなんかなかったのかな。恐らく、よくよく考えての表現ではあるのだろうけど…
音楽や踊りのシーンは揚げ足取りは出来るけど、基本的にはなかなかの出来と思う。
しかし、恐らく、古川日出男の書いただろうの物語調の歌詞とロックンロールの相性はあんまり良くないようにも感じる。文章として聴かなきゃならないので、音楽にノってこないように思うのだ。
