ジョニマ

スカーフェイスのジョニマのネタバレレビュー・内容・結末

スカーフェイス(1983年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

日本のヤクザ映画だと、仁義なき戦いシリーズにしても、ヤクザの腐り切った部分も確かに描かれているのだけど、どこか菅原文太に憧れてしまう、ヤクザ側の言い分を認めてしまうところがあると思うのだが、この映画は違う。
名誉と地位がないからこそ、金と女の無限の欲望に支配され、それが自分でもコントロール出来なくなる。そして、人を信用出来ず、自らが全てを支配しようとして、滅んで行くアル・パチーノ。この映画を観て、トニー・モンタナ(アル・パチーノ)に憧れる人はいないだろう。
力を力で上回って行くしかない世界において、際限を見つけるというのは難しいことなんだろうな。
これはたぶん政治家なんかも同じなのだろう。だから、どの時代でも同じような犯罪が繰り返されるのだ。
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