テニスをほとんど見ない自分でもその名を知るウィリアムズ姉妹の「父親」が主人公、しかもそれをウィル・スミスが熱演すると聞いてじっくり鑑賞してきましたが、この父親像はかなり好き嫌いが分かれそうですね。
個人的には「私の人生、勝手に決めないで！」派なのでどちらかと言えば苦手な印象でしたが、アメリカでも治安の悪さは随一のコンプトンで娘たちを犯罪や薬物から守るため、そして貧困という連鎖から抜け出すため、と考えるとわりと主人公の行動は一貫して見えるんですよね。子どもを子ども自身の決断のもとで行動させるためにはそれができる「安全な社会」が必要で、それが無い中、主人公リチャードも娘の夢と現実的な幸福の狭間できっと葛藤していたのでは……と思いたい😂
あと大好きなバーンサル氏が出演していることを知らないまま見ていたので、彼が出てきた時に思わず心の中で「ラッキーバーンサル！！」と叫んでしまいました……ありがたや……
