青が散る

生きるの青が散るのネタバレレビュー・内容・結末

生きる(1952年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

人生を楽しむことは人間の義務

"生きる"ことを考えさせてくれる哀愁漂う傑作ですね。志村喬演じる息子想いで真面目で優しい主人公の渡辺さんの人柄に心が温まります。死を悟って虚無感に満たされる渡辺さんに涙が止まりませんでした。渡辺さんが最後にできることをしようと生き返るハッピー・バースデーや役人たちが渡辺さんの生き様に気づく通夜など印象的なシーンが多かったです。特に"命短し恋せよ乙女"と唄いながらブランコをこぐ最期は心が揺さぶられます。何も変わらなかった役人より市民の心に生き続ける渡辺さんを僕は尊敬します。
青が散る

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