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生きるのAIのレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
3.9
黒澤明監督の傑作ヒューマンドラマ。主人公の死により、生きることの意味が見出される。70年前の作品だが、いわゆる「お役所仕事」であったり、通夜での「死人に口なし」であったり、今とさほど変わらない世相が描かれていて面白い。
何より志村喬の演技に惹き込まれる。現代では大袈裟な”顔芸"と言われるだろうが、表情でここまで表現できるのは、役者としての底力を感じる。ハッピーバースデーのシーン、いのち短し恋せよ乙女を唄うブランコのラストシーンは、映画史に残る名演出であろう。


脚本・脚色 0.8
撮影・編集 0.8
主演・助演 0.9
美術・衣装・視覚効果 0.7
音響・楽曲0.7
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