斎藤諒士

生きるの斎藤諒士のネタバレレビュー・内容・結末

生きる(1952年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

「てめえ 命 惜しくねぇのかよ」と言われた時の課長さんの表情は、なんとも嬉しそうで生に満ち溢れていて、あれがこの映画のクライマックスだと思う。ブランコシーンもいいけど。

あと、あだ名を付けられたときの蔑まれてるのにあの清々しそうに笑う感じ。あの女の人はユーモアの使い方を本能的に分かってる人だな。

偉そうなヤツの憎たらしさとか、見ている人の共感をホント上手に煽っている。誰しもが知らず知らず強い流れに身を任せて生きていたりするから。それをハッと思い出させてくれた。
斎藤諒士

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