すあまさえ

生きるのすあまさえのレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
4.1

こういう話なんだね。
全然ストーリーを知らないで観た。

昔のお役所って、きっとこういう所がもっとほんとにあったのかしら。

生きてるけど、生きていない。
そういう人ってたくさんいるよね。

最後のシーンでみんなが言ってるように、自分も入った時は胸を踊らせて、何がしようと、役に立とうと、頑張ろうと思って入った。

今の会社員もそうなんじゃないかな。
新卒でワクワクして入社して、いつしか心のこもってないロボットみたいな。

そんで、それにも慣れてしまうというね。

わたなべさんは癌がきっかけで生きるようになるけど、私たちは何がきっかけになるのかなぁ。

でもね。あのまま生きていないまま、生きるより、幸せだったと思うんだ。

黒澤明、違う作品もみたいね。
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